2024.6.14 7月16日から7月30日まで国際学会発表のため不在にいたします。
2024.7.23 第33回国際心理学会(チェコ・プラハ)でポスター発表をしました。
当カウンセリングオフィスへようこそ。何か、思い悩んだ時や理由は分からないけれども、もやもやする、周りの人には言いにくい思いが浮かぶ、何を選択したら良いのか分からない、自分を無力だと感じる、というそんな時、皆さんのこころの中にある、「いろいろなこと」をここで話してみませんか?
わざわざ「話す」ことに対して、「どうして?」「なぜ?」という疑問が湧くかもしれませんね。実は、こころの中というのは全く「枠」がないので、思ったことがエスカレートしたり、急に思いがしぼんだり、また、都合の良いように概念が書き換えられたりしがちなのです。つまり、簡単に右に左に揺さぶられてしまう、そういったものであることを、まず知っていただきたいと思います。そのため、ストレスを感じる出来事に直面した際に、自分の中で何とか整合性をつけ、解決しようとすると、目の前の単なる事実でしかないことが、これまで生きてきた中でのネガティブな経験で味わった「感情」と繋がってしまい、「また以前と同じことが起きるに違いない」という「怖れ」が生じたりし、前に進むことが躊躇われるといったことが起きやすいのです。
私の目標は、皆さんに「今の自分を生きる」ための勇気と自信を持っていただき、自分らしい、かけがえのない毎日を過ごしていただくことです。そのためには、「自分を知る」「自分を認める」ことや、「自分を愛する」ことが欠かせないと思います。そのために、まずは、ここで他者に自分のことを「話す」という体験をしてみませんか?自分のこころの内側を「話す」ことで、あなたの内面は「形」を持ち、揺るぎない「意味」を獲得することと思います。自分自身を知り、自分がどういった「考え方」をしているのかを理解することにも繋がると思います。その上で、どうするのか、どうしたいのか、それを決定するのは、「あなた自身」です。
そういった、あなたのあなた自身への「発見」や「気付き」に寄り添い、伴走するのが私たちの役目だと思っています。
カウンセリングは、何らかの「悩み」や「症状」に対して焦点を当ててお話を伺っていきます。それに対してコーチングは、なぜ、そのことがあなたに起きたのか」「なぜ、あなたはそのことに抵抗を感じるのか」といった、その「捉え方」をあなたに生じさせた「理由」という点にスポットを当てていきます。例えば、「風邪を引いた」というひとつの出来事に対してカウンセリングでは、「風邪を治すためには」ということにスポットを当てるのに対し、コーチングでは、「どうして風邪を引いてしまったのか」という側面にスポットを当てるのです。
そのため、カウンセリングは対処法、その場のしのぎ方、楽になるための考え方などを一緒に探っていくのに対して、コーチングは、クライエントさんのこれまでの考え方、捉え方などに直面するため、より深く自己と向き合うことになります。そういった性質上、コーチングは「自己と向き合う」という、こころの準備やある程度の覚悟ができている方でなければ、心理的負担が大きい可能性があります。また、カウンセリングは心理学・医学・社会学を軸とした学術的、統計学的に確立された理論を基にした技法を用いて行っていきますが、コーチングはセラピストのこれまでの経験や直感、感覚的な学びも含めてお話しています。当コーチングを受講される方は、「生きる姿勢」や「命の使い方」といった、「自己の価値」「自己の意味」をテーマにされる方が多く、経営者の方や、対人援助職の方が多くいらっしゃいます。
臨床心理士・公認心理師 森寺 亜伊子 / Clinical Psychologist Aiko MORIDERA